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六本木まで出かけて行きました・・・・

目にも眩しい程に晴れ渡った、新緑の中・・・・軽やかに歩くも、25度に迫る気温に、少し汗ばみながら
銀座で野暮用を済ませ、日比谷線に乗り替え、六本木まで・・・・

絵画部門の入り口から入り・・・これでもかと云う程の大きさの作品が展示されている、壁面を歩く・・・・
数百号レベルの大きさの油彩作品が、これでもかと訴えかけているけれども、なぜか薄っぺらな
表現で、心に響いてくる作品は、ごくわずかな作家の作風に見覚えがある作品・・・・・・・
時代感覚に大きなずれを感じ、何故か虚しさだけが、心に残りました


写真部門で自分の作品と対峙した・・・・毎年感じる審査を通過した作品と、自分の想い入れが大きい作品の
の違和感は・・・この公募展に出品を続ける以上・・・ある意味で諦めなければ仕方がないのかも知れません。


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展覧会の会場に居たのは1時間も経っていなかったので・・・・これからどうしようと考えあぐねて居たところ
とっくに会期が終了していたと勝手に思い込んでいた…シュルレアリズム展が会期延長で開催されていました。

以前のマン・レイ展の時の・・・・作品をゆっくりと眺める雰囲気など微塵もなく、余りにも混雑していた会場
風景しか記憶に無い程に・・・・・を思い出し・・・・・連休最後の日曜日なので多分混雑しているのでは・・
の予想は、ものの見事に的中で・・・・・

マン・レイ展の時にも意外に感じたけれど・・・・日本人が、こんなにもシュルレアリズムの作品に行列を作る
そのことが以前にも増して予想外でした・・・会場はかなりの混雑でしたけれど、要所・要所の好きな作品は
意外とじっくりと観ることができて、久しぶりに心に栄養を蓄える事が出来ました・・・・

印象派大好きの日本人のDNAに、何か変化が起こり始めて来ているのでしょうか・・・??
明らかに以前だったら観に来ない、若い年齢の人達に・・・・シュルレアリズムの表現方法の多様性は、
少し難解かも知れませんが・・・・・謎解きの楽しさは、印象派絵画の比ではありません・・・・


今年の1年間の目標に、最低1カ月に1度の美術館巡りを考えていましたが・・・・気が附けば、今年お初の
美術館巡りで・・・・・

それでなくても未曾有の大震災で、諦めや虚しさで心が萎えがちになりそうだった日々の気持に拍車がかかり、
自分の作品を制作する事に、疑問を感じてしまいましたが・・・・・・やっと残りの人生のすべてを写真生活で
成就する本気の覚悟が出来ました・・・・・・勿論、死ぬまでモノクロフィルム写真で・・・・・・




2011/05/08 ・     Tairyo Ono



六本木まで出かけて行きました・・・・_e0101846_18141728.jpg

by tairyo-ono | 2011-05-08 18:17 | まったりとした時間(とき)
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